市川電蔵事務所

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徳記(横浜市中区)

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昨今のラーメンブームは完全に定着し、日本においてはひとつの料理のジャンルになったといえよう。とんこつだの和風だしだのダブルスープだの多加水麺だの炙り焼きだのさまざまなギミックによって他店との差別性を声高に訴える。分野の切磋琢磨においては良しとしよう。
ただ、正直疲れることもある。やっぱラーメンなんて下品な食い物だし、一番しっくり来る味ってのは、油ぎった赤いテーブルに出てくる化学調味料の効いたスープの、何の変哲もないラーメンだったりするわけで。
ラーメンという食い物のルーツが中華料理にあることを否定する者はいるまい。定説では、明治以降日本に移住したシナ人が広め、そのあとの大東亜戦争終結後、シナ大陸からの引揚げ者や在日シナ人がバリエーションを広げていったとする。徳川光圀がはじめてラーメンを食ったとする強引な説もあるが、こんなとこだろ。とにかく、中華料理にルーツがある。
反特亜な僕だが、文化に関してはシナ大陸のそれに崇敬を抱いているのも事実。一応調理師の資格も持っている僕としては、中華料理は外せないアイテム。横浜近辺で仕事があれば、必ず中華街へ足を運び、お気に入りの店で飯を食い食料品店で食材を買い漁る。
横浜中華街で僕のお気に入りの店のひとつが、「徳記」である。關帝廟の正面入口近くに、看板だけが見える店。店はその看板の下をくぐった奥にある。
この店はたしかに有名だが、平日のアイドルタイムにしか中華街を訪れない僕は、ここが満員になってるのを見たことがない。さして広くもなく色気もない店内だが、清潔感はある。最近までランチもやってなかった(5月の半ば頃から始めたそうだ)ので、すべて単品で頼むことになる。
オススメは写真の「豚足そば」である。写真のように、具は別皿で出てくる。ラーメンのほうは見事な素ラーメン。薄い平打ちで、コシがある。だらだら食ってるとのびるからね。具はそのまま食っても良し、ラーメンに入れても良し。ラーメンのスープは上品な鶏ガラだしで、よけいな味はしない。豚足煮込みは丁寧な仕事で、肉の赤身・脂身・ゼラチン質すべての味が活かされた逸品。骨のつなぎ目のスジまで柔らかく煮込んであるため、関節ごとにほぐれた骨がコロコロ。五香粉や八角などの中華特有のスパイスを利かせているため、ラーメンのほうに具を入れていくと、スープの味が徐々に変わっていく。
むろん、麺料理以外も仕事が丁寧で、店からは見えない調理場の中のオヤジの腕がただ者ではないことを物語る。僕はこの店のチャーハンが、いままで食った中で一番うまいとオモタヨ。
中華街としては一番外れのほうに位置するこの店、奥まった立地ともあいまって、静かに食事ができる。そしてどの料理を頼んでもハズレがない。「中華街に店を構える人が食べに来る店」なのである。あんまり人が来ると困るので、皆さん行かないでください。

↑うまい料理はイデオロギーを超えるw
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