市川電蔵事務所

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東京大空襲から61年・不思議な訴訟

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東京大空襲という事件が、いまから61年前にあった。
多くの説明は要すまい。米軍による、日本に対する無差別大量殺戮の嚆矢となった事件である。犠牲者は約8万3千人(最も低い推定数)以上という。
思わず目をそむけたくなるような惨状を冷徹に記録した写真が今も残る。大焦熱地獄が地上に現出したような炎と高温、遺体は炭化している。30万人殺され、炎も出なかった南京は、血が河のように流れる、むごたらしい光景だったろう。
まぁこの話をはじめると終わらなくなるので、気になった記事をひとつ。
戦後60年の原点:東京大空襲、謝罪求め遺族提訴へ 民間人も同じ命
 一夜で約10万人の命を奪った東京大空襲から10日で61年。高齢化した遺族らが、国に謝罪と補償を求める裁判の準備を進めている。戦後、政府は軍人・軍属の遺族らに年金を支給する一方、民間人犠牲者は「雇用関係がない」と補償の対象外としてきた。「『戦地も内地もない』と言われ首都を守ったのに、なぜ命の重さが違うのか」。8月の提訴を目指し原告に名乗りを上げる人は増え続け、110人を超えた。【磯崎由美】
 ◇法の壁に、61年後の挑戦
 東京・浅草。今月4日、東京空襲犠牲者遺族会の集会に、遺族ら約100人が集まった。「遺体を飛び越えて歩いた記憶が今も消えない」「次の世代に同じ苦しみを味わわせたくない」。体験者の声が震える。80代の女性は転倒して骨折し「悔しいけれど、提訴は断念する」と、裁判費用のカンパを託した。
 会場には義手をつけた豊村美恵子さん(79)=千葉県我孫子市=もいた。1945年3月10日未明。深川区(現江東区)で被服工場を営む一家は炎の中を逃げ惑った。勤務先で宿直だった豊村さんと、川に飛び込んだ弟の2人だけ生き残った。
 焦土を歩いて1週間。遺体の山の中に母を見つけた。懐に豊村さんの預金通帳があった。「留守の私のために通帳を探して逃げ遅れたのか」と自分を責めた。遺体はまとめて埋められ、誰か分からない遺骨をもらって缶に入れ、墓に納めた。
 8月、帰宅途中の電車が艦載機の機銃掃射を受け、右腕を撃ち抜かれた。一命をとりとめたが、腕は切断した。15日、病室から見えた空の静けさで、終戦を知った。
 退職、離婚。片手では家事もうまくできない。戦後も闘いは続いた。障害への偏見が怖かった。住み込み仕事に就いた弟は寂しさから酒に頼り、38歳で病死した。母の顔を思い出すと、今も涙が出る。夜は冷たくなった腕の付け根を独り、さすり続ける。
 司法の壁は厚い。最高裁は87年、空襲で障害者になった女性らが起こした裁判で「戦争の犠牲や損害は、国の存亡にかかわる非常事態では、国民が等しく受忍しなければならなかった」と判断し、原告の敗訴が確定している。それでも「何も言わなければ、すべてを認めたことになる」。
 10日は自宅でパソコンに向かい、裁判に向け陳述書を書こうと思っている。炎の街で命尽きた両親、戦後を生き抜けなかった弟、そして自分自身のために。
毎日新聞 2006年3月10日 東京朝刊

最初、何のための訴訟かよくわからなかった。
>戦後、政府は軍人・軍属の遺族らに年金を支給する一方、民間人犠牲者は「雇用関係がない」と補償の対象外としてきた。
これが気に入らないらしい。
軍人・軍属の遺族に年金を支給したのは、これはある意味正しい。法律がある。一般の非戦闘員が敵国の爆撃によって犠牲になったのは、誰の責なのか。敵国が悪いわな。タテマエ上、戦争というのは戦闘員同士で行うもんだし。非戦闘員を殺戮した米国の罪は揺るがない。いくら被害者の現状を訴えても、それは何も関係の無いこと。戦争被害者を登場させればなんでも解決するという図式はとうに廃れてるだろ。
で、結局どうして国を訴えるのかな?
戦争の犠牲になった民間人もすべからく国が補償せよ
ということか。
日本は世界最大の社会主義国家であると、誰かがゆってた。たしかにそうだ。公園のブランコで子供が怪我すれば謝罪と賠償、忠魂碑を建てれば謝罪と賠償、手抜きマンションを詐欺で買わされたら謝罪と賠償。まぁマンションの件はかなりアレだが、「国が悪い」という論法がまかり通るのが現代のニッポン。
「自己責任」という、日本語にありそうで無かったコトバを使い始めた昨今。イラクのカレらのときよくゆわれた。「自己責任」ってのは、「国の言う事聞かないんなら自分で何とかしろ」という意味なのだ。
今回のこの訴訟もいわゆる特定市民の方がハタ振ってるものと思われるが、彼らは結局国の責任にしたがる。保守と呼ばれる人たちは国の言う事聞け、という。どっちにせよ国に寄りかかってるのだ。その国がはたして正常に動いているのか?
かの三島由紀夫は、自衛隊の蜂起を訴えた。国を正常にせよと。正常な国になるために、叛乱はやむなしだ。日本が社会主義国家だというゆえんは、自民党政府の補助金バラマキ行政にもある。小泉政権が本当に叛乱しようとしてるとはとても思えないが、いつまでも国にタカって国を悪人に仕立て上げようとする特定市民=エセ左翼政党はもっと信用ならない。
東京大空襲から61年、焼けて更地になってしまった東京東部は、京葉道路や四ツ目通りなど広くてまっすぐな道路が残る。街が燃え尽きてしまったからこそ出来た道路だろう。
戦争が好きなやつなんてありえない。膨大なコストがかかる。つまらない戦争などせず、この国が広くてまっすぐな道路を走っていくことを願うのみ。

↑まっすぐな道路で速度違反
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この記事のコメント

先ず、米帝を訴えなければならんべ。
無差別爆撃なんぞしなくても、日本は降伏したはずだから。
単に、莫大な費用をかけて開発したB29の予算消化が目的じゃて。
2006-03-12 Sun 21:11 | URL | 死ぬのはやつらだ #-[ 内容変更]
一億死んでも止めるつもりはなかったんだけど・・。
原爆を落とされ、しかもソ連が攻めてきたものだから、
天皇もあきらめるしかなかったのだと思う。
2006-04-08 Sat 23:40 | URL | とうよう #-[ 内容変更]
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2006-04-09 Sun 22:17 | | #[ 内容変更]
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